働き方改革や、テレワークと言われる昨今、家にいながら会社の電話が受け取れるクラウドホン(クラウドフォン)というものが非常に広がってきております☆
様々なメリットがある一方でデメリットも気になりますよね?
今回は、元通信業界にいた経験をもとに、このクラウドホンについて書いていこうと思います💡
◇そもそもクラウド(Cloud)ってなに?
最近、非常によく聞くクラウドホンですが、『そもそもクラウドって何なの?』と思われる方も多いでしょう。
クラウドとは一般的に『ネットワークを通じて外部に置いてあるデータを、利用するサービスやシステムのことを言います。』
ピンと来ない方は、【雲】をイメージしてみてください。
クラウド(Cloud)はその名の通り、雲に例えられます。
雲の中にデータやサービスがあり、その雲と繋がることで様々なことが利用できるということですね!
よくレンタルサーバーと比較をされますが、レンタルサーバーが1台のサーバーを複数の利用者で使用するのに対して、クラウドは仮想サーバーを使用します。
レンタルサーバーがシェアオフィスで、クラウドが賃貸みたいな感じですかね💡
クラウドは使う人によって、意味合いが変わってくるという『通信あるある』な不思議な言語なので、雲をイメージしている感じで十分かと思います。
◇クラウドホン(クラウドフォン)の仕組み
それでは今回の本題、クラウドホンについてです💡
仕組みとしては下のイラストのようなイメージになります。
クラウド上に【電話のデータ】を置くことにより、そこと繋がっている端末(電話)を使用して電話を掛けたり、受けたりとすることが出来ます💡
従来のビジネスホンの場合は、オフィスの中に主装置(PBX)を置かなければ使用が出来ませんでしたが、クラウドの中で管理しますので、物理的な主装置(PBX)が不要になってくるんですね!
もちろん現在お使いの電話番号をそのまま使用することも可能です。
◇クラウドホン(クラウドPBX)のメリット
クラウドホンのメリットは大きく4つあります。
- 複数の場所で会社の電話番号を利用することが出来る。
- 設定変更のたびに工事する必要が無い。
- 移転をしても電話番号が変わらない。
- 高額なリースを組まないで済む。
・複数の場所で会社の電話番号を利用することが出来る。
個人的に1番大きいメリットはこの【複数の場所で会社の電話番号を利用することが出来る。】ということですね!
従来の電話機(レガシータイプ)は外出先で電話を取ることが、出来ないので転送サービスを利用していましたが、その場合だと通話料金が掛かってしまったり、折り返した場合に携帯の番号から掛けなければなりませんでした。
クラウドホンはネットワークがあれば、クラウドと繋ることが出来るので、どこにいても会社の番号を使って、電話を掛けることが出来ます。
極端なことをいうと海外でも可能なので、内線を使って無料通話みたいなことも出来てしまいます!
LINEを使用している方であれば、イメージしやすいかと思いますが、LINE電話のようにアプリを入れて電話を掛けるような感じです。
ですので、お持ちの携帯電話を使用して、携帯番号と会社の番号と使い分けることが出来るんですね!
・設定変更のたびに工事する必要が無い。
従来の電話機(レガシータイプ)は何か設定の変更などをしなければいけないときに、いちいち工事が必要になってくる場合がありました。
ですが、クラウドホンの場合はWEB上で設定を変更できる場合がほとんどのため、何かあるたびに工事する必要がありません。
・移転をしても電話番号が変わらない。
移転をしても電話番号が変わりません。
従来の場合は回線に電話番号を乗せているような状態でしたので、場所が変わりNTTの局が変われば番号も変わるという場合がありましたが、雲にデータを乗せている状態なので、そこの縛りが無いんですね!
・高額なリースを組まないで済む。
ビジネスホンの価格に驚かれた方も多いのではないでしょうか?
(私に言わせると、一部の業者がいけないという部分ではあるのですが・・・)
『値段は別にしてもリースはちょっと・・・』という方も多いかと思います。
クラウドホンに関しては、主装置(PBX)自体をクラウド上で管理するため、オフィスに機器を置く必要がありません。
卓上の電話機をオフィスに置くという場合に関しては、その費用がもちろん掛かりますが、逆に言えば、そのくらいで済みますのでリースを組む必要が無いんですね!
◇クラウドホン(クラウドPBX)のデメリット
さて、ここまでメリットばかり上げてきましたが、むしろ気になるのはデメリットのほうですよね?
私は販売店でもなんでも無いので、正直に書いていこうと思います!
- 音質が電波状況に左右される。
- 通知OFFにしておかないと電話の頻度が多い場合には煩わしい。
- 月額の利用料金が掛かる。
・音質が電波状況に左右される。
1番気にされる方が多いのはこちらの音質ですね!
どうしてもネットワークを使ってのサービスなので、電波によって左右されてしまいます。
私は実はクラウドホンを使用したことがあるのですが、正直そこまで気にするようなレベルでは無かったです。
ただ、コールセンターなど電話を主軸にしているような業者には向かないかもしれないですね。
・通知OFFにしておかないと電話の頻度が多い場合には煩わしい。
意外と面倒なのが、この『通知OFFにしておかないと電話の頻度が多い場合には煩わしい。』というところです。
会社に電話が掛かってくるたびに、通知がいってしまうので使い方によっては、かなり煩わしさを感じます。
ただ、着信が鳴るようにとか鳴らないようにとの設定が出来るので、上手く設定をすることで電話を受ける人、受けない人との役割を分けましょう。
・月額の利用料金が掛かる。
主装置(PBX)の利用料は掛かりませんが、月額の利用料が掛かります。
利用台数や回線数によっても異なりますが、場合によっては月額の料金が従来のビジネスホンリース料金と比べると高くなる可能性もあります。
ただ、リースの場合は解約が出来ないという大きな欠点がある一方、最低利用期間が短いクラウドホンは安心できるかもしれません。
◇オススメのクラウドホンは?
色々と見てみまして、現状オススメしているのはコチラの【ナイセンクラウド】です!
大・中・小、問わず人気のクラウドホンで既に2000社もの企業に導入されています。
最近ではメディアに取り上げられることも多くなってきている印象ですね。
実は私が以前、勤めていた通信の会社でもクラウドPBXは取り扱っていたのですが、実績があまりないのもあって、不具合が続出しました。
工事の人間も慣れていない分、時間が掛かったり、不具合を起こしたりと大変な場面を見てきたことがありました。
そういった意味でも値段はもちろん、導入している企業の数が多いのは安心です。
しかも、多くの企業に取り入れられているということは、それだけ多くのサポートするスタッフの数が必要になりますから、そういった意味でも安心ですね!
他にオススメできる会社があれば追記しますが、今のところはこの1社なので、ここで紹介しておきます。
それでは貴社の繁栄を心よりお祈りしております。
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