通信業界でよくありがちな話ですが、価格自体を高くして値引きの%を多くする。
そうすると、お得感があるように見えるという単純な話なのですが、これを用いてる通信の会社がまだあるように思います💡
これは定価の決まっていない中古のビジネスホン・複合機(コピー機)や工事費などで使われることが多いです☆
私も実際に上司から『そのような見積もりにすれば、お客さんには分からないんだから。』という指示で、そのように行っていたことがあります☆
そんなことしても同機種で相見積もりを取られて比較されたら一発で分かってしまうのでは?と思い相談しましたが、その上司は全く聞く耳を持ちませんでしたので、結局はその指示に従うことになりました・・・
◇実際に見た目は良く見える?
実際に見積書のインパクトはあるようで、初めて見たお客様の反応は良い意味で驚いていることが多かったように思います。
ですが、それはあくまで見積もりを出しているのが、1社だったときだけです。
何社も取るうちに『ここの見積もり、値引きは安いけど標準価格を高くしてるだけじゃない?』とすぐに分かることになってしまいます。
そうなってくると、結局のところ差し引きした合計金額での判断になってくるので、値引きの意味なんて全く無くなるんですけどね・・・
それでも合計金額を見て安ければ購入してくださるお客様はいらっしゃいますが、気を付けてほしいことがあります。
◇値引きが入らなければ他社よりも高いという事実
例えば中古のビジネスホンを購入するとします💡
標準価格は高くても値引きを入れたら若干安いA社から購入することにしました☆
ですが…標準価格がやたら高くて、値引きを入れたら他社よりも安くなるということは、言い換えると『値引きが無かった場合には他社よりも高い』ということです。
なにが言いたいかというと、例えば導入から2,3年経ったあるときにビジネスホンの1台の調子が悪くなってしまい、1台だけ購入することとなりました。
当然、1台くらいなら価格の差もそこまで出ないと考え、ビジネスホンの購入をしたA社に依頼をしました。
すると、今回は値引きが入らずに結果的に、
他社よりも大幅に高くなってしまいました。
それならば他社に依頼をすればいいかというと、なかなかそうはなりません。
理由は2つの大きな理由があります💡
- 相見積もりを取るという発想自体が無くなっている場合が多い
- 新規業者が行うには利益とリスクのバランスが取りづらい
A社にはビジネスホンの調子が悪くなった時点で、連絡をしていることが多く、その流れで見積書が出てくるので、そのまま購入しがちです。
社長に『ビジネスホン1台の調子が悪いんです。』と相談したら、どのような流れになると思いますか?
『前に購入したところが1番安かったし、1台であればそこから買えばいいかな』と考えるのは当然の流れですよね?
導入時にあれほど金額面を含めて検討したのにですよ?
結果的に長く使って、追加注文が増えれば増えるほど、導入時の安かったというメリットは吹き飛んでいくということになってきます💡
『うちの会社はその都度、相見積もりを取るから大丈夫!』と思っている方もいらっしゃるとは思いますが、1台の追加だけを依頼される業者としても、戸惑う企業が出てきます。
既存のお客様であれば、工事履歴などもあり構成が分かっているので問題ないのですが、新規の場合だとリスクが伴ってきます。
例えば『本当にビジネスホンの問題なのか?』などです。
線の調子が悪くて調子が悪くなっているということも考えられます。
主装置のユニット自体の問題なのかもしれません。
中古ビジネスホン1台の利益で、そのリスクを良しとするかというと、現場調査が必須となり費用を求めたり、断ってきたりする業者も出てくる可能性があります💡
◇まとめ
中古のビジネスホン・複合機(コピー機)や工事費などで値引きが多い業者は一見良さそうに見えることもありますが、長い目で見た時には損をしてしまう可能性がありますので、気をつけてください。
そもそも私はこのやり方は騙し討ちみたいに思えて、あまり好きではありません。
今回は一つの例として、ビジネスホン1台の故障ということで記事にしましたが、工事が絡んでくると、もっと差が出てくる可能性があります☆
安いからと思って取引きをしたのに、こういうやり方をしてくる実は安くない販売店と知らない間に長く付き合うことになるのは避けたいとこですね!
それでは、それでは貴社の繁栄を心よりお祈り申し上げます☆
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