複合機(コピー機)の選び方【中古編】

以前に新品複合機の選び方については書きました、中古複合機に関しては書いていなかったので、今回は中古複合機について書いていきます💡

新品複合機の選び方に関しては下記の記事を参照ください☆

◇中古複合機はどのように選べばいいか?

長らく通信業界で働いてきていましたので、様々な業界の変化も見てきましたが、この中古複合機というのも、その中の1つです☆

近年、物凄く需要が拡大してきている印象があります💡
そして、既に中古の複合機をお調べになっている方であれば、お気づきかもしれませんが、中古複合機で1番世の中に出回っているメーカーはシャープの機械です☆

これには理由があり、複合機メーカーのほとんどが、保守契約が終わると同時に中のドラムと呼ばれる部分を回収してしまうからです。

何でなのかと言うと、中古市場に出回ると新品が売れなくなってしまって困るからなんじゃないかと思いますが、業界的にも当然の仕組みになっています💡

では、新品複合機の時と同様に多くの方が、選ぶ上で悩まれるポイントを挙げていきます!

  • 機械の値段
  • カウンター保守の料金(スポット保守はお勧めしません。)
  • 年式
  • 印刷速度
  • 色がきれいに出るか
  • メンテナンスを含む保守体制

このあたりになってくるかと思います!

◇機械の値段

中古を選ぶ方が1番気にするのが、この値段です💡
あとで後述する年式とも重なってくるのですが、中古複合機の価格は新品の価格と比較すると3分の1、4分の1以下の値段で購入できることも珍しくありません。

機械代金で10万円も出せば、5年前くらいの複合機は意外と簡単に見つけることが可能かと思います!

当然、数多く出回っているシャープの機器の方が他メーカーよりも安い傾向にあります。

中古の複合機はMacのPCに対応していないものもありますので、MacのPCをお使いの方は注意が必要になってきます。
Mac対応の複合機は値段が1.2倍から1.5倍ほど高くなっております。

あまりにも機器の費用が安い場合は【搬入設置費】や【保守料金】が高くなっている可能性もありますので、そちらには注意が必要になってきます☆

選ぶコツ等に関しては、年式のところで詳しく書いていきます。

◇カウンター保守の料金

以前、別記事でも記載しましたが、新品複合機のカウンター保守の相場は

中古複合機カウンターの相場(モノクロ2.0~3.0円/カラー15円~30円)

とこんな感じ💡
新品よりも2倍はするようなイメージですね!
それだけ新品よりも故障率が高いという目安にもなるかと思います☆

数そして、多く出回っているシャープの機器よりもキャノンなどのカウンターの方が高いイメージがあります。
よく聞かれるのですが、ゼロックスの中古の複合機は出会ったことがありません。
(恐らく、冒頭で説明をしたようなドラムの回収を徹底してるものと思われます☆)

新品複合機とは違って、メーカーにカウンター料金を決められているわけでは無いので、中古のカウンター料金に関しては、値引き交渉が難しいと思います。

特に相場よりも下回った金額で出てきた場合に関しては、いきなり限界の価格で提示している可能性が高いです。

稀にスポット保守(保守と名前は付いているものの、実際には故障等があった時に費用をかけて業者に来てもらうというもの。)での購入をご希望される方もいらっしゃるのですが、1ヵ月で故障する覚悟が無い限りはお勧めしません。

機械物(きかいもの)プラス中古のため、外れの物に当たってしまったときには、どうにもいかなくなり、トラブルに発展する可能性が高いからです💡

あとは、スポット保守よりもカウンター保守で購入したほうが、機器代自体の値引きが大きくなる可能性が高いです。
これは継続的に使用してもらったほうが、カウンター費用で継続的に利益を得られるからというのが理由です☆

どうしてもスポット保守が良いという方は、カウンター保守にした場合に解約の期間があるのかをサラッと訪ねてみて(結構無いところが多い)、故障しなそうだなとなってから、あとで解約するのが1番賢いやり方のように思います☆

そして、【複合機(コピー機)の選び方☆新品がいいの?中古がいいの?】と言う記事でも書きましたが、印刷枚数が多い法人様は中古複合機を購入したほうが、結果的にコストが高くなる場合もありますので、印刷枚数の算出は必須になるかと思います💡
詳しくは下記の記事をご覧ください☆

◇年式

複合機だけというわけでは無いですが、メーカーには『部品保有期間』と呼ばれるものが、存在しています☆
ちなみに複合機の場合は製造終了から7年と言われています☆

簡単に言うと『故障があった時に直せるように○年は部品を残しておいてね!
という物です💡

大体、3年程度のサイクルで新製品が登場しているような感じですが、近年はもう少し早まっているようにも思います☆

中古複合機を販売しているときに、発売日を気にされるお客様は多かったのですが、それは1つの目安でしかなく、本当は製造終了日を確認するべきです。

とはいえ、製造から7年が経過していたとしても、後継機に同じ部品が使われていることは珍しくありませんので、対応できる可能性はありますし、世の中に中古で多く出回っている機械であれば、それだけ部品の代用も効くので、特にこだわりが無い方はそういった機器から選ぶのが良いといえるでしょうね!

一般的に5年前くらいの機器が1番世の中に出回ってきているように思います☆
その分、価格も安くなっている場合が多いので、そのくらいの年式の機器と、後継機の2パターンくらいで選ぶのが無難のように思います💡

◇印刷速度

複合機の速度は1分間に連続で何枚刷れるかが基準となっております。
25枚機=1分間に25枚刷れる。というような感じですね💡

もちろん早いに越したことは無いですが、注意が必要です。

と言うのも、速度の基準は【連続枚数】なので、そもそも一気に刷らない限りは、そこまでの違いは感じられない可能性が高いからです☆

一般的に多く出回っている複合機の速度は1分間に、大体20枚~30枚くらいの速度の物が圧倒的に多いです。
在庫の関係もあり、多く出回っている物の方が価格が安く出しやすいので、そのあたりも選ぶポイントになるかとは思います。

あとはそもそもの話ですが、【印刷枚数が多い=カウンター保守が高い】ということになるかと思います💡
モノクロとカラーの比率にもよりますが、カウンター料金込みで考えた場合、中古のほうが割高になる可能性がありますので、試算してみたほうが良いかとは思います☆

◇色がきれいに出るか

綺麗かどうかは人それぞれの感覚になる部分なので、一概に言えない部分ではありますが、冒頭で書かせていただいたように1番印刷がきれいにできると言われているゼロックスの機械は、まず中古複合機でお目にかかることはありませんでした。

そこまでのこだわりがある方でしたら新品をお勧めしますが、今はどこのメーカーも印刷の機能は高くなってきているので、そこまで気にしなくても良いように思います。

印刷のサンプルを頼んだり、近くのコンビニのメーカーで比較してみるのも1つの手だとは思います☆

◇メンテナンスを含む保守体制

中古の場合はメーカー保守では無いことが多いです。
メーカー保守の場合は、カウンター費用が高い場合があるので、ご注意ください💡

以前も書きましたが、メーカーでないと対応が悪いのでは?と思われる方もいらっしゃると思うので、書く加えておくと、複合機の販売店はお客様と長くお付き合いをすることによって利益を得ています

使ってもらっている間は保守料金が貰えますし、次に入れ替えるときにも情報を持ってているのは販売店なので、また同じ販売店から購入する可能性が極めて高いからです💡

よっぽど、酷い業者じゃない限りは保守で雑な対応をする企業は無いです。
そんなことしたら、作業員が営業マンに凄い怒られることになります。
私が営業マンの立場でも流石に激怒しますね・・・

それとカウンター保守の性質的に、故障が多ければ多いほど保守業者が損をしてしまいます。保守の料金内で無償のような形で何度も対応することになるからです。

お客様に『ワザと壊れやすい機械を入れたな』と怒られていた営業マンがいましたが、お気持ちは分かりますが、そのようなことしても誰も得になりませんので、まずあり得ないことだと思います💡

保守の基本は、即日対応です。
午後の遅い時間になると翌日になる場合があります。というのが一般的かと思います☆

◇まとめ

結局、『メーカーはどこにすればいいの?』という声が聞こえてきそうですが、中古複合機の場合はシャープかそれ以外という選び方になる可能性が高いです。

同じ年式の機械を比べてみるとシャープの中古複合機の方が安い場合が多いと思いますし、よっぽどメーカーにこだわりが無い方であれば、そちらから選んで、カウンター保守に入ることをオススメします。
多く出回っている=保守業者も多い】という構図にもなるからです。

いざ、複合機を導入してみたら思ってた以上に枚数を使ってしまったという話も珍しくありませんので、枚数の多い法人様、多くなりそうな法人様は新品も合わせて検討してみることをオススメします。

アスクルなどで用紙を注文している方が多いかと思われますが、一束で500枚入りのものが多いと思うので、そういったものを目安にしてみるのが良いかと思います💡

それでは、貴社の繁栄を心よりお祈り申し上げます。

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