驚く方も多いと思いますが、通信会社の基本は即決契約です💡
(少なくとも私の勤めていた会社は2社ともそうでした。)
格段に効率が高くなるということもありますが、他にも理由も存在しています。
私からすると、お客様が即決するメリットは特になく、面倒だからという理由のような気がしています。
もちろん早く進められるというのはメリットかもしれませんが、これってそんなにメリットになってます?と思うので、そちらも合わせて書いていきますね!
◇即決のメリット・デメリット
デメリットだけを挙げてしまうと不公平な記事になってしまいますので、メリットも合わせて書いていきたいと思います☆
冒頭にも記載しましたが、デメリットのほうが大きいために長くなります。
特にメリットは見なくても良いという方は、そちらまで飛ばしちゃってください💡
◇即決のメリット
- 工事日程が早くに決まる
- 検討しないので、考える時間が短く済む
- 男らしく見られる可能性がある
1つずつ書いていきます💡
・工事日程が早くに決まる
先に言ってしまうと、これが唯一のメリットだと思っています。
当たり前ですが、早くに契約をしたほうが、工事日程を抑えられるのが早くなりますので急いでいる方は即決をするのも1つの考えでしょう☆
特に故障していて、すぐに購入する必要がある場合や金額が安い物でスピードを重視したいときには致し方が無いのかもしれませんね。
・検討しないので、考える時間が短く済む
『こういうのを悩むのは面倒だから、もうそれでいいよ。』というパターンです。
確かに専門的な用語とかを並べられると、考えることが嫌になって、営業マンを見て判断する方も多いかと思います。
ですが、即決で契約した方の多くは、工事までの間に『本当に良かったのかな…』と不安になってしまい、調べています。
プライベートでも、購入後に気になり後で調べてみた経験ってないですか?
私は結構あります。笑
これって経験ある方、けっこう多いんじゃないでしょうか?
実際に私が通信機器を販売していたときにも、即決で契約した方から『やっぱり考え直したいから、1回白紙に戻して!』なんて言われた経験は何度かあります。
こうなってくると多くの営業マンは再び訪問しようと試みます。
あったはずの契約が無くなるわけですから必死です!!
お客様からしても、後ろめたさみたいなものもあって、会うしかなくなりますよね。
これは実に効率の悪いやり方ですし、トラブルの可能性も出てきます。
・男らしく見られる可能性がある
男性の代表者様に多いのがこれです!
バシッと決めたほうが堂々と見られるということです。
実際に悩んで…悩んで…みたいなタイプは営業マンから良く思われないことが多いです。
ただ、それの何が問題?という話ですが・・・
面白いことに若い営業マンや感情が表に出やすいタイプの営業マンのほうが即決率は高いように思います。
特に可愛めの女性営業マンは本当によく即決を取ってきました💡
気持ちは分からなくは無いですけどね。笑
ただ少なくとも金額の部分に関しては1度検討するくらいのほうが堅実性がありますし、私は当然のことだろうと思います。
言い方は悪いですが、ドンブリ勘定ではカモと思う営業マンもいます。
もちろん、通信会社がそれなりに信頼のある会社であったり金額以外のメリットが多いところであれば、信頼してもらっているという満足感によって、良い提案をしていこうと考える営業マンもいますので、実績を含めた話にはなるかと思いますが、いつも即決して決めていると営業マンとしても、それが当たり前になってしまってきます。
◇即決のデメリット
- 金額が高い可能性がある
- 商品に関しての情報収集が少ない
- 営業マンが確認ミスする確率が高くなる
- 月末などの忙しい時期に提案に来るようになる
1つずつ書いていきます💡
・金額が高い可能性がある
恐らく最大のデメリットです!!
即決で決めるということは金額的に高くなる可能性があります☆
通信機器の多くのものは家電量販店のように金額を提示しておらず、お客様1社1社で価格が変わってくることのほうが圧倒的に多いです。
もし営業マンの立場で、安く提示した金額をお客様が、たいして検討せずに『これで良いよ』ってなったらどのように考えますか?
もっと高くても買ってくれてたな…勿体ないことをした…
このように考えるのは当然ですよね💡
お客様が後悔が無いように購入したいのと同じように、営業マンも後悔なく販売したいと思うものなのです。
同じく安く販売してしまったとしても、『相見積もりだったから仕方がなかった。』と思うのか、『相見積もりもしていないところに何で…』というのでは大きな差が出てきます。
営業マンに、『今回は安く販売してしまったけど、それは仕方ないか』と、どれだけ思わせられるかが重要になってきますので、即決してしまうというのは危険なんですね。
・商品に関しての情報収集が少ない
1度の商談時間ってどのくらいでしょうか?
私は35分~50分くらいを意識して話してましたが、場合によっては1時間半くらいか掛ったこともあります。
言い換えると即決は、この時間内に決めるということになるので、どうしても金額だったり商品のメリットの部分に目が行きがちになってきます。
いざ導入してみたものの、後になって細かい要望が出てききたり、出来ない機能があったりとトラブルになってしまうことも珍しくありません。
営業マンとしても、時間が無いので説明できる範囲も限られます。
なので、カタログを渡しておくのですが、カタログを隅々まで見る方ってどのくらいいらっしゃいますか?
恐らく机の引き出しの下のほうに埋もれていくのでは無いでしょうか。
・営業マンが確認ミスする確率が高くなる
意外なデメリットと思われるかもしれませんが、営業マン自体の確認不足が生まれる要因になります。
即決が出来そうという時には、どうしても気持ちが前のめりになりがちです☆
更に訪問自体も1度しかしてないことになるので、見落としてしまう部分が出てくることがあります。
既存のお客様でも、前の契約から期間が開いた場合には同じことが言えるでしょう。
即決で決めたことがある方の中には、工事等がスムーズにいかなかった経験があるかたも多いのでは無いでしょうか。
・月末などの忙しい時期に提案に来るようになる
即決で決めてくれるお客様は、営業マンにとってみたら売り上げの計算に入れやすいということになります。
通信機器の営業マンは月単位で目標を設定しているところが多いので、時間が掛かりそうな案件は月初にして、サッと行けるところは後回しになりがちです。
お金が足りるかもしれないのに、引き落としに行かないですよね?
あえて極端な言い回しをしましたが、決してお客様のことを、お金だと思っている営業マンが多いと言っているわけではありません。
数字を追いかける以上はこのような考え方に当然になってしまうということです。
月末付近になたときに、付き合いのある通信業者から社長宛てにアポイントの電話が入ることって無かったですか?
全てとは言いませんが、このパターンは即決を狙いに来ている可能性が高いので注意が必要です。
◇まとめ
少し長くなってしまいましたが、通信機器は10万円以上するものが多く、普通に考えると即決をしないことは当たり前に思います💡
それなのに即決をしてしまうということはメリットの大きい提案や、コストカットの提案が多いからでは無いでしょうか?
ただ、その中でも検討は必要になってきますし、会社によっては大幅に金額が安く対応の良いところもあるかもしれません。
いつも付き合いのある会社であっても、たまにペンディング(保留)してみて、こっそりと相見積もりを取ってみてはいかがでしょうか?
もし価格などの判断がつかないという場合には、お気軽にお問い合わせフォームより、ご連絡ください☆
私は趣味の延長のような形で行っているので、一切料金は頂きません。
イタズラ防止の為、電話での問い合わせは行っておりませんので、ご了承ください☆
まずはメールフォームにて、ご連絡いただければと思います。
いきなりメールフォームでの連絡に抵抗がある方は(そういう方がいらっしゃるかは分かりませんが・・・)、下記のコメント欄でも大丈夫です💡
それでは貴社の繁栄を心よりお祈り申し上げます。
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